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サムスン李在鎔氏が会長就任 「技術投資が生存条件」 - 日本経済新聞

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【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子は27日、創業者の孫にあたる李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が同日付で会長に就任したと発表した。父親の李健熙(イ・ゴンヒ)前会長の死去で会長職は空席だった。前会長の二周忌を終えて、名実ともに韓国最大財閥のトップに就く。グループ総売上高50兆円規模の巨艦サムスンの停滞打破に挑む。

李在鎔氏は会長就任に先だって経営陣に対して「残念ながらここ数年、新たな分野を先導できず、追撃者の激しい挑戦を受けている」と強調。「世の中にない技術への投資に我々の生存がかかっている」とし、「挑戦心と情熱をもった創造的な組織をつくる」と呼びかけた。

サムスンを巡る経営環境は厳しい。半導体市況の落ち込みに加え、スマートフォンや家電など主力事業では中国勢の追い上げも迫る。米中対立の焦点となる半導体部門の難しいかじ取りでも李氏のリーダーシップを期待する声が多い。

李氏を巡っては2017年に朴槿恵(パク・クネ)元大統領側への贈収賄事件で収監された経緯がある。22年8月に尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権による特別赦免を受けて罪が帳消しとなり、会長就任の環境が整ったとして準備を進めてきた。

李氏は裁判の過程で19年に取締役を退任した。会長就任とともに取締役復帰の手続きが進む見通しで、早ければ23年3月の定時株主総会で選任される可能性もある。

会長就任を巡っては、李健熙氏の二周忌を終えて11月1日のサムスン電子の創立記念日に就任することが有力視されていた。ただ、足元の危機対応を急ぐために、27日発表の7~9月期決算のための取締役会で会長昇格を急きょ決議したという。

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