
[東京 6日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、反落すると想定されている。米国市場で強い景気指標が示され、金融引き締め長期化の懸念から株価の主要3指数が下落しており、相場の重しになるとみられる。為替が円安に振れていることは輸出関連株を中心に支えになるとみられている。
日経平均の予想レンジは2万7500円―2万7800円。
前日の米国株式市場は、主要3指数が下落して取引を終えた。米供給管理協会(ISM)が5日発表した11月の非製造業総合指数(NMI)は56.5と、予想外に上昇。前週発表された11月の雇用統計も予想を上回っていたこともあって、インフレ鈍化の兆しを受けて広がっていた米利上げペース減速への期待を後退させた。中国で生産を削減するとの報道を受け、電気自動車(EV)大手テスラが売られた。
日本株は、米株安が嫌気され、売りが先行するとみられている。米長期金利が上昇する中、ハイテク株比率の高いナスダック総合やフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の下げが目立ち、東京市場では半導体関連やグロース(成長)株の重しになるとみられる。「値がさ株の下げがきつくなれば、2万7500円を下回る展開も警戒される」(国内証券のアナリスト)との見方もある。
一方、為替はドル/円が136円台後半へと円安方向に振れている。自動車など輸出関連株を中心に下支えになるとの思惑もある。市場では「インフレの見通しがわかりにくい。見方が交錯し、ポジションを傾けにくい」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との声が聞かれる。
きょうは国内で10月家計調査、毎月勤労統計が発表される。米国では10月貿易収支の発表や、ジョージア州で上院選の決選投票がある。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均 27820.40 29388.16 24681.74
+42.50 2022/01/0 2022/03/0
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シカゴ日経平均先物当限 27685(円建て)
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