名古屋鉄道は19日、各務原線の切通駅(岐阜市)で18日午後6時20分ごろ、岐阜発犬山行きの下り列車が、本来の停止位置を約10メートル通過した上、ドアを開けるミスがあったと発表した。先頭車両のドアの一部がホームからはみ出している状態だった。乗客約100人にけがはなかった。

名鉄によると、運転士は通過に気付いていたが、はみ出したドアから乗降しそうな乗客がいなかったため、車掌にドアを開けるよう指示。犬山駅到着後に乗客が申告して発覚した。

名鉄は「全乗務員に対し、安全最優先の行動の徹底を指導する」としている。(共同)