2023年3月までの1年間の米雇用者数は、従来の発表値ほど力強く伸びなかった可能性が高い。23日に発表された年次ベンチマーク(基準)改定の速報値で明らかになった。
米労働統計局が発表した年次 ベンチマーク改定の速報値によれば、3月までの1年間の雇用者増は30万6000人下方修正されそうだ。一部のエコノミストが予想していたほど大幅な下方修正とはならなかった。
ベンチマーク改訂の確定値は24年初めに発表される。
米雇用者数、年間50万人下方修正のリスク-23日に年次基準改定発表
政府の雇用統計では昨年、雇用者数の伸びがほぼ毎月のように市場予想を上回った。そうした力強さの持続はエコノミストを幾度となく驚かせたほか、米金融当局が利上げを着実に継続させる主な根拠にもなった。
今回の速報値は力強さがやや誇張されていたことを示唆するが、強靱(きょうじん)かつ堅調な労働市場が徐々に沈静化しつつあるという全体像が根本的に変わるわけではない。
下方修正幅が最も大きかったのは運輸・倉庫とプロフェッショナル・ビジネスサービスの分野。一方で、小売・卸売業では上方修正が見込まれている。
Preliminary Revisions by Industry
Source: Bureau of Labor Statistics
原題: US Payrolls Were Likely 306,000 Lower Than Previously Estimated(抜粋)
(第4段落以降に背景や詳細を追加し、更新します)
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