[5日 ロイター] - 米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は5日、インフレ抑制のため追加利上げが必要となるとの見方を示した。
カンザス州の銀行協会での講演原稿が公表された。
先月の0.25%の利上げを支持するとした上で「インフレ率をFRBの目標である2%まで低下させるには、追加利上げが必要になる公算が大きい」と指摘。
金融政策はあらかじめ設定された道筋にあるわけではなく、データが将来の決定を左右すると述べた。
同理事はタカ派として知られている。
講演原稿では、利上げが「rate increases」と複数形で表記されており、同理事が複数回の利上げを視野に入れていることをうかがわせた。
6月の個人消費支出(PCE)価格指数の前年比上昇率が3%に減速したことは好材料としたが、「さらなる利上げや高金利維持の必要性を検討するにあたって、インフレ率が目標である2%に向けて低下していることを示す一貫した証拠を探すことになる」と指摘。個人消費鈍化の兆候や、労働市場が緩んでいる兆候にも注目したいとした。
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