
コロナワクチン、英「世界初」の研究開始 韓国は準備に大統領も
ワクチンをめぐり、イギリスで始まった世界初の研究。ファイザーやアストラゼネカなど2種類の異なるワクチンを組み合わせて接種し、安全性や有効性を確かめます。
こうした中。
「温度に敏感な貨物を輸送するためのコンテナです」(大韓航空専務)
日本と同様、月内のワクチン接種開始を目指すのがお隣・韓国。重要なワクチン輸送の準備状況を文在寅(ムン・ジェイン)大統領自ら、確認しています。輸送車には「コロナはコリア(韓国)に勝てません!」の文字が。
さらに、韓国政府は輸送に軍や警察を動員。厳重な警備の下、ワクチンは首都ソウルの南・ピョンテク市にある施設に運び込まれます。日本メディアで初めて取材が許されました。
「設定された気温は-75度です。ウェットティッシュを持って入ってみますが、一歩入った瞬間に空気感が変わるのを感じます。耳の感覚を一気に失います。持って入ってきたウエットティッシュ、このわずかな間に固まっています」(記者)
普段はマグロ用の超低温冷凍庫。中の様子は常に監視され、新たに編成された特別チーム20人が、24時間体制でワクチン出荷作業にあたるということです。
「ここで失敗すれば、せっかく入ってきたワクチンが接種会場で余ったり、足りなかったりして、国民が被害を受ける。アリも通さないほど要塞化しています」(「韓国超低温」 キム・ジンハ社長)
韓国政府は国民全体をカバーする5600万人分の4種類のワクチンを確保。現在地を把握できる「追跡システム」を使って、全国の「予防接種センター」や病院など1万か所あまりに随時、供給する計画ですが、こんな懸念も。
「ワクチンは解凍後、すぐに使わなければならないものなので、接種予約をした人が来なかった場合の対策を十分にし、余らないようにしなければいけませんが、その部分の準備ができていません」(カトリック大学医学部 ペク・スンヨン名誉教授)
ワクチンを無駄にしない仕組みづくりは、日本にとっても共通の課題となりそうです。
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