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中国版「テスラ」の知られざる正体…自動車業界「大異変」で日本メーカーは大ピンチへ! - 現代ビジネス

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いまアメリカのEV(電気自動車)メーカーのテスラが、トヨタを含む日本の自動車メーカーすべての時価総額を上回っている。中国や欧州ではすでに脱炭素社会を目指すためにEV(電気自動車)シフトが進んでおり、アメリカでもバイデン大統領の誕生でクルマのEV化がさらに加速することは間違いない。EV化はすなわち車のデジタル化であり、その潮流にいま最も出遅れて危機に瀕しているのが日本の「自動車産業」にほかならない。

『アフターデジタル‐オンラインのない時代に生き残る』『アフターデジタル2 UXと自由』などの著者が藤井保文氏が、そんな世界の“車のデジタル化”の最前線を緊急レポート。日本人が見たこともないビジネスモデルがすでに生まれだしていた――。

イーロン・マスク氏が牽引するテスラだけじゃない photo/GettyImages

中国版「テスラ」が凄すぎる…!

世界で最もデジタル化されている製造業が競い合っているのは、「技術」ではなく「サービス」であることをご存知でしょうか。

顧客の持っている行動データをベースにマーケットを見渡して、顧客と親密な関係をつくる。その上で、モノを売るだけでなくモノを使ってサービスを提供することで急成長を遂げています。

中でも、私が最も洗練されたサービスを提供していると思う自動車メーカーが、中国のテスラと評される「NIO(ニオ・上海蔚来汽車)」です。

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