中国人民銀行(中央銀行)は29日、人民元の中心レートを予想より元高水準に設定した。元安の容認も限界に来ていることがあらためて示された。
人民銀が同日設定した中心レートは1ドル=7.2208元。ブルームバーグ調査の予想平均は7.2519元だった。元高方向での予想との乖離(かいり)は昨年11月以降で最大となった。
中心レートの発表後、オフショア人民元は0.1%高の7.2379元と上昇に転じた。

中国の景気回復ペースが予想より鈍くなり、刺激策が講じられても控えめな規模にとどまることを示す証拠が増える中で、対ドルでの元安圧力が強まっている。元は今週、昨年11月以来の安値を付けた。年初来では5%近く下げている。
また、人民銀と先進国中銀との金融政策の乖離(かいり)も元相場の重しとなっている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は28日、根強い物価上昇圧力を抑えるため、連邦公開市場委員会(FOMC)が7月と9月の会合で政策金利を引き上げる可能性があると示唆した。
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原題: China Resumes Yuan Support With Stronger-Than-Expected Fixing、Yuan Reference Rate at 7.2208 Per USD; Estimate 7.2519(抜粋)
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