
30日の東京株式相場は下落している。米国景気の先行き不透明感や為替の円高推移が投資家心理にマイナスに作用し、商社や小売、陸運株などに売りが優勢だ。
- TOPIXは前日比0.3%安の2358.50-午前9時17分現在
- 日経平均株価は0.3%安の3万3221円30銭
東証株価指数(TOPIX)に採用される2157銘柄のうち、上昇は1056、下落は920。売買代金上位では三菱商事やデンソー、資生堂、伊藤忠商事などが安い。半面、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の反発などを材料にアドバンテストなど電機株の一角は堅調だ。
岡三証券の大下莉奈シニアストラテジスト
- 国内が手掛かり材料に乏しい中、対ドルでの円上昇が嫌気されやすいほか、騰落レシオも過熱感を表す120%に達していることから利益確定に動く投資家もいる
- 金利が下がっているのと米国のインフレ一服が確認され、バリュー株からハイテクに物色が移っている
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
- 米国株は金融政策と実体経済を双方見極める段階に入り、動きづらさは当面続く可能性がある
- 一方、きょうの日本株は堅調な企業業績を評価した押し目買いが入りやすい。日本株は3日連続で下げているが、米国株より業績モメンタムが強い
- 半導体業界の事業環境は底打ちが明確で、日本の半導体関連もSOXの上昇と同様の動きになりそう
インサイト
- 東証33業種中25業種が下落、下落率トップは陸運、上昇率トップは鉱業
- MSCIアジア太平洋指数は0.1%安
- 年初来ではTOPIXが25%上昇、MSCIアジア太平洋指数は3.7%上昇
- TOPIXの12カ月先予想PERは14.5倍
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