国土交通省は21日、米国で発生したユナイテッド航空ボーイング777型機のエンジン損傷を受け、 日本航空(JAL)と ANAホールディングス傘下の全日本空輸に対し、追加対策の必要性の有無を検討する間は同じエンジンを搭載した航空機の運航停止を指示したと発表した。
対象となるのはプラット&ホイットニー(P&W)製PW4000型のエンジンを搭載したボーイング777型機。このエンジンを搭載したボーイング777型機では、昨年2020年12月4日にもJALの那覇発羽田行きの便でエンジンが損傷する重大インシデントが発生していた。
国交省はこの機を運航するJALと全日空に対し、点検頻度の引き上げや強化を指示。対象となる機体はJALが13機、全日空が19機を登録しているという。
ANAホールディングスの広報担当は、対象となる機体はすべて国内線で使用しており、今回の事案の発生を受けてボーイング787型機に切り替えて運航していることから欠航は発生していないと話した。
JALの広報担当によると、すべて国内線で使用しており、この事案の影響で21日には1便が欠航、2便に遅延が発生したという。22日は他の機体で運航しており影響はないとしている。
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(ANAやJALの広報のコメントを追加して記事を更新します)
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